苗字のほかに、日本全国には「辻」が入った地名があります。
- 辻の漢字の意味
- 辻の漢字の成り立ち
- 辻の書き方や画数や読み方
- 辻家の家紋
以上について調査しました。
辻の漢字の意味や成り立ち
意味
辻(つじ)は道路の交差点や道端、縫い目の十文字になる所を意味しています。
十字路や交差点、四つ辻とも呼ばれており、二つの筋が十字形に交差している所のことを指します。
また民俗学的に捉えると、「辻」とは「霊や神の現れるところ」と言われています。人間による支配や所有とかいったものから切り離された「自由な場」であり、芸能民、宗教者たちなどが集まってきたと言われています。「辻」に市(いち)がたったり墓所となったりするのも「無縁の場」であるからこそと言われています。
成り立ち
つくりである「十」は、意味の通り「十字街・十字路」に由来しています。
部首のしんにょうの元の字は「辵」であり、「道を行く」という意味があります。
人が往来する十字路から、「十(じゅう)」と「しんにょう」を合わせて辻にしたと言われています。辻は日本で作られた国字です。
辻の書き方や画数、読み方
■書き方
十を書いてからしんにょうを書きます。
↓↓書き方はコチラ↓↓
>「辻」の書き方 – 漢字の正しい書き順(筆順) (kakijun.jp)
■画数
6画
■読み方
つじ(訓読み)
辻の読み方は1種類です。
辻家の家紋
地形姓で「道が交差した所」を表すほか、西日本では「山ノ頂上や峰」を意味しています。
近畿地方から北陸地方にかけてと、九州地方北部に多く見られます。人口比では、滋賀県が最多です。
■辻家の代表的な家紋
「丸に左三階松紋」「枝牡丹紋」「裏蘭紋」「八つ藤紋」「三つ橘紋」
辻家の家紋はコチラから↓↓
>辻家の家紋 (★★民俗学の広場HP)
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